住宅は住むほどに思い入れも深くなるため、今住んでいるところにより長く住みたいと思っている人は多いと思います。しかし、家は何も手を加えなければどんどん劣化していく一方です。大切な家を長持ちさせるコツは、日々のメンテナンスにあるのです。
できそうなことなら自分でメンテナンスをおこない、自分ではできないところはプロの力を借りながら、長く美しく住むことができる素晴らしい住宅を作り上げていきましょう!
自分でできるメンテナンス
家を長持ちさせるコツとして、まず徹底してほしいのが自分でできるメンテナンスです。生活の中で劣化しているにもかかわらず、あまり気に留めていないところに注目してみましょう。
クロスの汚れ掃除
普段何気なく触ってしまっているクロスですが、皮脂や汚れがたくさんついています。食べこぼしはすぐに拭いていれば取れますが、放置していると頑固な汚れになってしまいます。とくに皮脂は目に見えにくいため、時間が経ってから浮き出てくるので日ごろからクロスの拭き掃除を心がけましょう。
■掃除方法
人体に影響のない重曹水がおすすめです。水200mlに対して重曹を大さじ1杯入れて混ぜ重曹水を作ります。それをスプレーボトルに入れ、吹きかけて雑巾でこすります。強くこすりすぎてクロスを破らないように注意しましょう。最後に水拭きをして仕上げます。
外壁の汚れ落とし
普段から雨風にさらされている外壁は汚れても仕方ないかと思われるかもしれませんが、汚れによって外壁が劣化し、場合によっては雨水が侵入することもあり、家の寿命まで縮めかねません。何より外壁が汚れていては家の見た目にも影響します。
■掃除方法
一見大変そうに見える外壁ですが、掃除方法は簡単で水でさっと流しスポンジやブラシでこするだけできれいになります。汚れのひどいところには洗剤を使いましょう。最後に水できれいに洗い流して終了です。頑丈そうに見えるものの塗装が剥げやすいので無理にこすらないように注意しましょう。
ドアや窓の点検
年々ドアや窓が開けづらい、鍵が差し込みづらい、鍵を回そうとしても固いなどのトラブルが起きていませんか。使っているうちにどうしてもずれてきたり、劣化したりするため定期的に点検するようにしましょう。
■対処方法
ドアや窓が開けづらいなどの症状に最適なのが、ホームセンターなどで購入できる潤滑油です。これをシュッと一吹きするだけで一気にスムーズになります。家のメンテナンスにおいていろんな場面で活躍するので一つあるととても便利です。
自分ではできないメンテナンス
次に、家を長持ちさせるコツとしておすすめなのが、プロの手を借りたメンテナンスです。家のメンテナンスは、自分ではできない部分もあります。そういった場合には、ぜひプロの手を借りてみてください。主に劣化が激しいと感じるところや、長年お手入れをできていないところを見てもらうとよいでしょう。具体的に、どのような場所をプロに任せるといいのかお伝えします。
水回りの設備
水を使用する場所であるお風呂やキッチン、トイレなどの水回りは劣化しやすいので定期的なリフォームが必要となります。何か不具合が起きてから修理やリフォームを考えればよいと思いがちですが、水回りは毎日使う場所なので急な対応ができずトラブルになることもあります。
10年ぐらいで一度修繕し、20年ぐらいで設備を取り替えるなど計画的なリフォームをおこないましょう。
屋根、外壁の修理
屋根は見えない場所であるため忘れがちですが、雨風や日光にさらされているので、劣化しやすい場所であるといえます。また、足場を組んでの作業となり、かなり大がかりなリフォームになるので、外壁のひび割れや塗装の剥がれの修繕も一緒におこなうことが多いです。雨漏りや瓦の破損など目に見えてトラブルが起こってからでは遅く、雨漏りで天井からカビが生えたり、瓦の隙間からネズミや害虫が入り込んだりと住宅全体を駄目にしてしまう可能性もあります。
また、定期的に塗装工事などをおこなっていれば比較的安価で屋根を維持することができますが、ずっと放置していて劣化した屋根すべての葺き替えとなるとかなり高額になります。屋根の種類にもよりますが10~20年ごとのリフォームをおすすめします。
リフォームで美しいわが家を取り戻そう
住宅の大がかりなメンテナンスは基本的には10年ごとといわれています。一度にすべてをやり替えてしまうと費用もかさみ、寿命がやってくるタイミングも同じになるため大変です。そのため、どこから手を付けるのか長期的な計画を立てるにしましょう。
日々のメンテナンスと定期的なリフォームによって住宅は長く美しいままで住むことができます。弊社で各種工事をおこなうことができますので、ご自宅で気になるところがあればぜひ一度ご相談ください。