毎日の生活で、カーペットはどうしても表面がすり減って汚れが落ちなくなってしまいます。「カーペットを新しくしたいけれど、かかる費用が心配」「イメージチェンジしたいけれど、どうお願いすればいいのかが分からない」と悩んでいる方のために、本記事では張替え方法別の費用やカーペットの素材の違いについてを詳しくご紹介します。
カーペットの特徴とメリットデメリット
カーペットは床材の1つです。デザインや素材が豊富なので、張替えの際にこだわると見た目が大きく変わります。そこで、主なカーペットの素材と特徴、カーペットを敷くことによるメリットデメリットをご紹介します。
素材の種類と特徴
カーペットの素材は大きく分けると、「天然繊維」と「合成繊維」に分けられます。どういった特徴や違いがあるのか、主な素材を表にまとめてみましたのでご覧ください。
【カーペットの素材とその違い】
素材名 | 特徴 | 使われる場所 | |
天然繊維 | ウール | ・手触りが良い ・夏は涼しく冬は暖かい ・水を弾くので汚れにくい |
リビング |
合成繊維 | ナイロン | ・耐久性がある ・水に強い |
玄関、廊下 |
アクリル | ・保湿力が高い ・肌触りが良い ・染色しやすい |
リビング | |
ポリプロピレン | ・水に強い ・軽くて丈夫 |
リビング、キッチン | |
ポリエステル | ・乾きやすく水に強い ・熱に強く縮みにくい ・風合いは天然繊維に近い |
リビング、子ども部屋 |
天然繊維・合成繊維共に、カーペットの素材としてはそれほど大きな違いはありません。ただし、天然繊維は動物の毛から作られること、他の素材よりもメンテナンスがしやすいことから高額になる点に注意が必要です。
メリット
カーペットには、以下のようなメリットがあります。
・高い防音性
・クッション性がある
・断熱性が高い
・色々な色やデザインがありお部屋のイメージを大きく変えられる
床を歩く音や物を落とした音は響きやすいため、小さなお子さんがいる家庭ではカーペットがおすすめです。また、ご年配の方が転倒した際に怪我をしにくいといった点でも、カーペットにはメリットがあると言えます。
デメリット
一方、カーペットには以下のようなデメリットもあります。
・ダニや虫のすみかになりやすい
・毛の奥にゴミが入り込むので掃除が大変
・気温と湿度の上昇で臭いがこもりやすい
カーペットは床材に直接張るため、どうしても湿気が発生しやすくなります。また他の床材と比べて手入れがしづらく、経年劣化で毛がへたるため張替えが必要です。
カーペットの張替え方法と費用相場
カーペットの張替えの方法は、「張替え」と「重ね張り」の2種類があります。今回はこの2つの方法に加えて、メンテナンスしやすいタイルカーペットも含めた3種について、費用の相場をご紹介します。
カーペット張替え
張替えは、古いカーペットをはがしたあとに、新しいカーペットを張る方法のことです。
素材や柄によって単価が変わりますが、合成繊維でお手頃な価格のカーペットであれば6畳で5万円、天然素材の場合は15万円前後が相場です。ただし、カーペットをはがした際に床材にカビが発生していた場合には修繕が必要となり、追加料金が発生するため注意が必要です。
カーペット重ね張り
重ね張りは、古いカーペットの上に新しいカーペットを重ねて張る方法のことです。
カーペットが重なる分、遮音性や保温性能がアップするメリットがあります。ただし重なった部分に湿気がこもりやすくなりがちなので、カビないように気をつけなければいけません。
重ね張りは張替えよりも工賃が安くなるため、費用は6畳で4万~5万円程度です。カーペットの素材によって費用は変わるので、注意しましょう。
タイルカーペット
カーペットを正方形にカットした素材が、タイルカーペットです。「DIYでリフォームできる」「汚れた部分だけ交換できる」という理由から、費用がかからないというメリットがあります。
1枚あたり100~300円程度ですが、部屋の広さにあわせてカットしなければいけません。また一度はがすと粘着力が落ち、再度利用するのが難しいことも多いので注意が必要です。
フローリングに張替えることもできる
マンションやアパートで床に張られているカーペットをはがして、フローリングにリフォームすることも可能です。その際に、どの程度費用がかかるのかを詳しく見ていきましょう。
フローリングの特徴
フローリングはカーペットに比べて手入れがしやすく、ハウスダストやカビやダニを防ぐにはおすすめの床材です。
最近では防音性が高いフローリングや、床暖房に対応可能なものなども出てきています。カーペットと比べてメリットが大きい分、価格が高くなります。
他にも、表面のワックスの塗り替えといった定期的なメンテナンスが必要なことも頭に入れておきましょう。
フローリングへの張替え費用
フローリングへの張替えをする際、既存のカーペットをはがしてフローリング材を張ります。
フローリングのメーカーにこだわらなければ、6畳で10万~15万円前後が費用の相場です。ただし「防音性能の高いフローリングにしたい」「メーカーにこだわりたい」などの要望がある場合は、20万円近くかかることも少なくないです。
また部屋に凹凸が多い場合はフローリングのカットが必要で、同じ面積でも割高になることを理解しておかなければいけません。
まとめ
カーペットのある部屋で生活をしている場合、5年から6年で色あせや汚れが気になることが多くなるためリフォームが必要です。
古いカーペットをはがして新しいカーペットに張替えるのが一般的ですが、最近では手入れのしやすさからフローリングを選ぶ人が増えてきています。リフォーム費用だけではなく、生活スタイルやメンテナンスなども考慮した上でカーペットのリフォームを検討しましょう。
くらいす住建では無料でお見積もりをさせていただきますので、ぜひ一度お問い合わせください。