「押し入れは収納部分が大きいから荷物がたくさん入る」と思っていたのの、押入れが上手く活用できないと悩んでいませんか。押入れは布団を収納する前提で作られているため、他の物には使いづらいことがあります。
そこで今回は、今以上に活用できるように押し入れからクローゼットにリフォームする方法をご紹介します。
押入れが使いづらい!と感じる2つの理由
和風モダンブームで注目されている和室ですが、「押入れが使いづらい」「活用したいけれど上手くできない」と悩む人は少なくありません。
なぜ押入れは使いづらいのか、その理由を詳しく見ていきましょう。
押入れは奥行きがありすぎる
押入れの使いづらさは、その奥行きにあります。一般的な押入れの奥行きは90cmあり、洋室のクローゼットの奥行き60cmと比べると大きな違いがあります。
押し入れは奥行きがあり布団を収納しやすいですが、反対に布団以外の物を収納する場合には使いづらく感じてしまいます。
引き戸が一覧性を失くしてしまう
押入れが引き戸であることも、使いづらさにつながっています。クローゼットの場合は、戸を開けると中が見渡せるため、奥にある物でもすぐに見つけられます。
一方押入れは奥行きがありたくさん物が収納できる反面、引き戸で半面ずつしか中が見られないため、必要な物が探しづらくなってしまいます。
リフォームのアイデア集
押し入れを使いやすくリフォームするために、おすすめのアイデアをご紹介します。
扉を折れ戸に変える
ふすまを外し、折れ戸に交換すると中にある物が見やすくなります。ただ、ふすまには調湿効果がありますが、折れ戸にはそれほどありません。
奥行きのある押入れは通気性が悪いですが、ルーバータイプなら空気の流れができますのでおすすめです。
ハンガーパイプを設置する
押入れの棚板を外し、ハンガーパイプを取り付けるリフォームもおすすめです。押入れをそのまま再活用できるため、費用があまりかからないメリットがあります。
ただ、押入れの壁面の強度が足りない場合は、追加工事が必要になることもあります。
使いやすい棚を造作する
奥行きのある押入れの中を活用するため、使いやすいように棚を追加で造作するリフォームもあります。
可動棚を設置する、アイテムごとに置きやすい作り付けの棚を設置するなど、使う人や押入れのある場所に合わせてリフォームを考えましょう。
あえて広くしてウォークインクローゼットにする
押入れを拡張し、ウォークインクローゼットにリフォームする方法もあります。押入れだけでなく和室も使わないのでリフォームしたい場合、丸ごとウォークインクローゼットにすれば家族全員の服を収納することも可能です。
ただし部屋全体をリフォームすることになるので、費用はかかります。
リフォームの相場と工期は?
押入れをリフォームする場合の気になる相場費用と工期について、リフォーム方法別に詳しく見ていきましょう。
・押入れを解体・撤去(相場費用:3万円前後~・工期:1日~2日程度)
押入れをなくして部屋を広くしたい場合には、解体と撤去の費用が必要です。新しくクローゼットに作り変える場合は、解体と撤去費用が追加になります。
・折れ戸を設置(相場費用:5万円~・工期:1日程度)
ふすまを外し、折れ戸を設置する場合は戸の数や幅で費用が変わります。また、溝を設置する工事が必要です。
・ハンガーパイプの設置(相場費用:1万円~・工期:1日程度)
ハンガーパイプの長さにもよりますが、棚板を外して設置するだけなので費用は安めです。棚板の処分費用が追加で必要です。
・棚板の造作(相場費用:2万円~・工期:1日程度)
可動棚の場合は壁を補強しなければならず、場合によっては追加費用がかかることもあります。事前に設置する棚の詳しいサイズを打ち合わせておけば、設置に時間がかかりません。
・クローゼットにリフォーム(相場費用:4万円~・工期:1日~2日程度)
棚板を外し、壁と天井にクロスを張ります。また床にクッションフロアを張り、扉も変更します。床や壁を補強する場合、追加で2万円以上必要になります。
クローゼットへのリフォームで快適な和室ライフを!
和室をモダンな雰囲気にリフォームしたくても押入れは使いづらく、せっかくのスペースを有効に活用できないことが多々あります。他にも「リフォームをしたいけれど、どうすれば良いのか分からない」ということもあるかもしれません。
「押入れを撤去したい」「押入れを活用したい」といったご希望がありましたら、ぜひ一度くらいす住建にお問い合わせください。
豊富な施工実績の中から、お客様に合ったリフォームプランをご提供させていただきます。