毎日使うお風呂ですが、「古さや汚れが気になるからリフォームしたい」という方も多いのではないでしょうか。とはいえお風呂全体のリフォームは、それなりに費用がかかります。「もっと安く何とかしたい」そう考える方へおすすめしたいのが、お風呂の床だけを変えるリフォームです。寒い、滑りやすい、そんなお風呂の悩みを解決してくれる床リフォームについて詳しくご紹介します。
お風呂の床だけをリフォームするには
「お風呂自体はまだ十分使えるから、全部リフォームはしたくない。でも汚れや古さが気になる」そんなお悩みをお持ちなら、床だけをリフォームしてみてはいかがでしょうか。すぐに施工可能なお風呂の床リフォームの方法には、以下の3つがあります。
床の塗装をする
部分的な汚れが気になる場合におすすめなのが、今の床の上に塗装をするリフォームです。比較的費用がかからず、見た目が新しくなります。ただし、ユニットバスや素材が樹脂製などの塗装が可能な床材に限られます。
部分的に補修する
床がタイルの場合、汚れや割れがある部分だけをはがして補修が可能です。下地が傷んでいる場合も対応できるメリットがあります。ただし部分的にきれいになるだけなので、かえって古さが目立つことがデメリットです。
床の張り替え
元の床材の上から新しくシート床材を貼り付けるリフォームです。滑りにくい、保温性があるなど機能を持たせたさまざまなシートがあるので、お風呂の床の悩みに合わせて選ぶことができます。お風呂場の床によっては、シートを貼り付けることで脱衣所と段差ができて水漏れの原因になる場合もあります。
お風呂の床材の種類と費用
お風呂の床材は多数ありますが、それぞれメリットやデメリットがあります。また床材によって費用が変わってくるので、ここでは床のリフォームで参考にしたい床材ごとの費用を見ていきましょう。それぞれの床材やお風呂場の状態などによっても価格が異なるため、ここに載せている費用はあくまでも参考程度にしてください。
タイル床材
水に強いタイルには、足元が冷たい・滑りやすいといったデメリットがあります。しかし、デザインが豊富なので人気があります。他の床材に比べると費用は高めです。床一面を張り替えた場合、タイル代と施工費用で7万円〜、床の下地の補修費が追加で3万円〜かかることもあります。
シート床材
既存の床の上から貼り付けるだけで一新できるのが、シート床材です。クッション性があり、転倒しても怪我をしにくいメリットがあります。床材の中でも低価格で6万円~です。DIYも可能ですが、元の床が劣化していた場合はカビが生える原因になることもあります。
樹脂床材
ユニットバスに使われている床材が、樹脂床材です。滑りにくく水はけがよい上に価格も比較的安く、4万円~です。ただし、汚れがつくと落としにくいのがデメリットです。
木材
保温性があり、滑りにくい素材が木材です。足への衝撃が少なく、体に負担がかからないメリットもあります。費用がかかることがデメリットで、狭い浴室でも床に敷き詰めると16万円〜かかります。安くする方法として、スノコを敷くのもおすすめです。
お風呂の床材選びのポイント
「お風呂の床だけをリフォームしたい」と考えている場合、今のお風呂の悩みを解決してくれる床材を選ぶのがおすすめです。ここでは、お悩み別におすすめの床材をご紹介します。リフォームをお願いしたい業者が、その床材を取り扱っているかも確認しておきましょう。
汚れにくく掃除が楽
掃除が楽という点では樹脂床材が一番です。汚れが一度つくと落としにくいというデメリットがあるので、塗装をすることで汚れがつきにくくなります。
滑りにくい
滑りにくい素材を探しているなら、樹脂床材がおすすめです。この他、タイルや木材でも滑りにくい加工がされている商品が出ているので、機能性を確認してみましょう。またクッション性があるシート床材もおすすめです。滑りにくさは樹脂素材と比較するとやや劣りますが、防水性があることと転んでも怪我をしにくい点でおすすめです。
保温性に優れている
保温性のある床材としては、木材とコルクタイルがあります。タイルは滑りやすいですが、コルクタイルは滑りにくく保温性があります。ただし、施工ができる業者が少ない点に注意が必要です。木材を浴室の床に使う場合は、防腐処理を事前にしておく必要があります。
「お風呂の床だけをリフォームしたいけれど、どんな素材にしたらいいのか分からない」「できるだけ費用を抑えたい」とお悩みなら、ぜひくらいす住建にご相談ください。水廻りのリフォーム実績が豊富にありますので、お客様の状況に合わせたアドバイスが可能です。お電話やメールでのお問い合わせもお待ちしております。