お風呂の古さや汚れが気になるけど、「リフォーム費用が…」そんな悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?実は、お風呂全体をリフォームしなくても、床だけを変えることで、快適で清潔感のある空間を実現できるんです!この方法なら、費用を抑えつつ、寒さ対策や滑り止めなど、気になる問題を解決できるかもしれません。この記事では、お風呂の床リフォームについて、費用や選び方のポイント、おすすめの床材などを詳しくご紹介します。「もっと安く、快適なお風呂にしたい!」そう思っている方は、ぜひ読み進めてみてください。
お風呂の床だけをリフォームする方法
お風呂の床だけをリフォームする方法は、大きく3つに分けることができます。
- 塗装
- 部分補修
- 床の張り替え(シート床材)
それぞれの方法について、詳しく見ていきましょう。
1. 塗装
塗装は、既存の床材の上に塗料を塗る方法です。短期間で安価にできるのがメリットですが、剥がれやすい場合があるなど、デメリットも存在します。
塗装できる床材の種類:
- ユニットバスのFRP床: FRP床は、塗装に適した素材です。ただし、素材によっては塗装が剥がれやすい場合があるので、事前に確認が必要です。
- タイル: タイルの表面に塗装を施すことで、色や模様を変えることができます。ただし、タイルの材質によっては、塗装が剥がれやすい場合もあります。
塗装のメリット・デメリット:
メリット | デメリット |
---|---|
短期間で施工できる | 剥がれやすい場合がある |
費用が比較的安い | 下地処理が重要 |
色や模様を自由に変えられる | 傷が目立ちやすい |
塗装の手順の概要:
- 下地処理: 既存の床材をきれいに清掃し、必要に応じて研磨を行います。
- プライマー塗布: 塗料の密着力を高めるため、プライマーを塗布します。
- 塗装: 塗料を2~3回に分けて塗布します。
- 乾燥: 塗装後、十分に乾燥させます。
DIYの場合の注意点:
- 下地処理をしっかりと行わないと、塗料が剥がれやすくなります。
- 塗料の種類や使用方法を正しく理解する必要があります。
- 安全に配慮し、換気を十分に行いながら作業を行ってください。
2. 部分補修
部分補修は、床材の一部を交換したり、ひび割れなどを補修したりする方法です。費用を抑えられるのがメリットですが、色の違いが目立つ場合があるなど、デメリットも存在します。
補修できる床材の種類:
- タイル: 欠けたタイルを新しいタイルに交換したり、目地を補修したりすることができます。
- 木製の床: 木材の腐食やひび割れを補修することができます。
部分補修のメリット・デメリット:
メリット | デメリット |
---|---|
費用を抑えられる | 色の違いが目立つ場合がある |
部分的にリフォームできる | 施工が難しい場合がある |
床材の種類を選べる | 補修箇所が分かりやすい場合がある |
補修方法の例:
- タイルの交換: 欠けたタイルを取り外し、新しいタイルを接着剤で固定します。
- 目地の補修: ひび割れた目地をシーリング材で補修します。
- 木製の床の補修: 腐食した部分を交換したり、ひび割れをパテで埋めたりします。
3. 床の張り替え(シート床材)
床の張り替えは、既存の床材を剥がして、新しい床材を敷き詰める方法です。シート床材は、種類が豊富で、簡単に施工できるのがメリットですが、下地の状態に影響されるなど、デメリットも存在します。
シート床材の種類:
- 塩ビシート: リーズナブルで、種類が豊富です。
- クッションフロア: 表面がクッション性があり、足触りが良いのが特徴です。
シート床材のメリット・デメリット:
メリット | デメリット |
---|---|
簡単に施工できる | 下地の状態に影響される |
種類が豊富 | 傷がつきやすい場合がある |
費用が比較的安い | 耐久性が低い場合がある |
お風呂の床材の種類と費用
お風呂の床材は多数ありますが、それぞれメリットやデメリットがあります。また床材によって費用が変わってくるので、ここでは床のリフォームで参考にしたい床材ごとの費用を見ていきましょう。それぞれの床材やお風呂場の状態などによっても価格が異なるため、ここに載せている費用はあくまでも参考程度にしてください。
タイル床材
水に強いタイルには、足元が冷たい・滑りやすいといったデメリットがあります。しかし、デザインが豊富なので人気があります。他の床材に比べると費用は高めです。床一面を張り替えた場合、タイル代と施工費用で7万円〜、床の下地の補修費が追加で3万円〜かかることもあります。
シート床材
既存の床の上から貼り付けるだけで一新できるのが、シート床材です。クッション性があり、転倒しても怪我をしにくいメリットがあります。床材の中でも低価格で6万円~です。DIYも可能ですが、元の床が劣化していた場合はカビが生える原因になることもあります。
樹脂床材
ユニットバスに使われている床材が、樹脂床材です。滑りにくく水はけがよい上に価格も比較的安く、4万円~です。ただし、汚れがつくと落としにくいのがデメリットです。
木材
保温性があり、滑りにくい素材が木材です。足への衝撃が少なく、体に負担がかからないメリットもあります。費用がかかることがデメリットで、狭い浴室でも床に敷き詰めると16万円〜かかります。安くする方法として、スノコを敷くのもおすすめです。
お風呂の床材選びのポイント
お風呂の床材を選ぶ際には、以下のポイントを考慮しましょう。
1. 汚れにくく掃除が楽
お風呂の床は、水滴や洗剤などが付着しやすく、汚れやすい場所です。そのため、汚れにくく、掃除がしやすい床材を選ぶことが重要です。
- 樹脂床材: 水に強く、汚れがつきにくいのが特徴です。ただし、傷がつきやすい場合があるので、注意が必要です。
- 防汚加工が施されたタイル: 表面に防汚加工が施されているため、汚れがつきにくくなっています。
- シート床材: 表面がフラットなシート床材は、掃除がしやすいです。
各床材の掃除方法のポイント:
- 樹脂床材: 中性洗剤で洗うことができます。ただし、研磨剤入りの洗剤は傷をつけるので使用を避けましょう。
- タイル: 中性洗剤で洗うことができます。目地部分は、ブラシなどで丁寧に掃除しましょう。
- シート床材: 水拭きまたは、中性洗剤を薄めた水で拭くことができます。
2. 滑りにくい
お風呂の床は、水滴が溜まりやすく、滑りやすい場所です。高齢者や子どものいる家庭では、特に滑り止め効果の高い床材を選ぶことが重要です。
- エンボス加工: 表面に凹凸をつけることで、滑り止め効果を高めています。
- 防滑塗料: 床材に塗布することで、滑り止め効果が得られます。
滑りにくさの程度を示す指標:
- JIS規格: JIS規格では、床材の滑りやすさを、A、B、C、Dの4段階で評価しています。Aが最も滑りにくく、Dが最も滑りやすいです。
高齢者や子どものいる家庭向けの床材選びのポイント:
- 滑り止め効果の高い床材を選ぶ: エンボス加工や防滑塗料が施された床材を選びましょう。
- 床の素材に注意する: 木材やタイルなど、滑りやすい素材は避けましょう。
- マットを敷く: バスマットや滑り止めマットを敷くことで、滑りやすさを軽減できます。
3. 保温性に優れている
お風呂の床は、冷たくなりやすく、冬場は特に寒く感じる場合があります。保温性に優れた床材を選ぶことで、冬場でも快適に過ごすことができます。
- 木材: 木材は、断熱性に優れているため、保温効果が高いです。
- 断熱性能の高いシート床材: 表面に断熱材が施されているため、保温効果が高いです。
- 保温性の高いタイル: 表面に特殊な加工が施されているため、保温効果が高いです。
保温効果を高めるための工夫:
- 床下断熱材: 床下に断熱材を敷くことで、床からの冷気を遮断できます。
- 浴室暖房乾燥機: 暖房機能で浴室全体を暖めることができます。
断熱性能を示す指標:
- 熱伝導率: 熱伝導率は、材料が熱を伝導する能力を示す指標です。熱伝導率が低いほど、断熱性能が高くなります。
まとめ
お風呂の床リフォームは、住み心地を大きく改善できるリフォームです。今回の記事では、お風呂の床リフォームの基礎知識、床材の選び方、費用について解説しました。床材の種類によって、メリット・デメリットや費用が異なります。この記事を参考に、ご自身のニーズに合った床材を選んで、快適な浴室を実現してください。
FAQ
- Q: ユニットバスの床をDIYでリフォームできますか?
A: ユニットバスの床をDIYでリフォームすることは可能ですが、専門知識や技術が必要です。また、メーカーによっては保証が受けられない場合があります。DIYでリフォームする場合は、事前にメーカーに問い合わせて確認しましょう。
- Q: 床のリフォームと同時に、浴室全体の断熱性を高めることはできますか?
A: はい、床のリフォームと同時に、浴室全体の断熱性を高めることができます。床下断熱材の設置や、浴室暖房乾燥機の設置などがおすすめです。
- Q: 床材の選び方で、特に注意すべき点は何ですか?
A: 床材の選び方では、滑りやすさ、汚れやすさ、保温性などを考慮する必要があります。高齢者や子どものいる家庭では、特に滑り止め効果の高い床材を選ぶことが重要です。
- Q: 複数の業者から見積もりを取ることは可能ですか?
A: はい、複数の業者から見積もりを取ることは可能です。複数の業者から見積もりを取ると、相場が分かり、より安い業者を見つけることができます。